Googleドライブのセキュリティアップデート (2021年8月2日)
目次
はじめに
ここ最近、Googleドライブにアクセスすると「ドライブでユーザーをブロックできるようになりました。他のユーザーから不要なファイルを共有されないようにするには、共有されたファイルを右クリックして[ブロック]を選択します。」と表示が出るようになっています。今回はこのブロックの動作について確認してきます。
ブロックするとどうなる?
ヘルプ記事には以下の記載があります。
- ブロックした相手は、あなたとファイルを共有できなくなります。
- ブロックを解除しない限り、ブロックした相手とファイルを共有することができません。
- ブロックした相手はあなたのファイルにアクセスできません。また、あなたもブロックした相手のファイルにアクセスできません。
なるほど、相手からの共有を止めるだけでなく、自分からの共有もできなくなるんですね。
ここまでで気になったところ
双方向で共有を停止することができるようです。そうなると気になってしまうのが以下の点でしょうか?
- ブロックした場合は相手にどう見える?
- ブロックしてる相手が共有しようとした場合どうなる?
- 同じテナントの他のユーザに対しての影響は?
- こっそりブロックしたいときもあるよね(笑
ブロックした場合相手にどう見えるのか
ブロックまでの手順は、共有されているファイルを[右クリック]→[<メールアドレス>をブロック]→ダイアログボックスで[ブロック]をクリックするだけでブロックされます。ブロックされた側のファイルの共有設定は変更されません。また、ブロックされた旨の通知などは飛ばないようです。
ブロックしている相手が別のファイルを共有しようとした場合どうなるか?
共有できないとダイアログが出てくるようになりました。こっ・・これは・・・、ブロックされてるのがまるわかりですね(笑
同じテナントの他の人に対しての影響は?
仮に社内の誰かが対象のユーザからの共有を拒否していたとしても、同一ドメイン内の他のユーザへの影響はないようです。通常通り共有は可能でした。この状況だと安易に拒否すると拒否された側で検証することができてしまってあらぬトラブルになりそうな気がしてならんですね。。。
ブロックの解除
ちなみにブロックを解除する場合は下記の手順で解除が可能になっています。一度ブロックしてしまうと解除されるまでにタイムラグがあるようですのでご注意ください。
- Googleアカウントの管理に移動
- 情報共有と連絡先をクリック
- ブロック中をクリック
- 対象の右にある×をクリック
まとめ
今回の記事ではGoogleドライブのアップデートのより実装された共有を拒否する機能を確認しました。拒否しても相手に通知はされないものの、再度別のファイルなどを共有をかけようとすると拒否していることを相手に気づかれる仕様であることがわかりました。ご利用いただく場合はよく考えて拒否するようにしましょう。Google Chatのアップデートは素晴らしいものだったのに今回のはとんでもないトラブルに発展する可能性を秘めた機能に思えてなりません。明らかなスパムや迷惑な共有であれば拒否することも選択肢のうちですかね。。。本記事が皆様のGoogle Workspace運用の一助となりましたら幸いです。