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Microsoft Teams vs Google Chat/Meet

はじめに

今回はTeams vs Google Chat/Meetということで、主に機能面を比較していきたいと思います。どちらの製品もチャット、ビデオ会議、ファイル共有、Todo管理が可能な製品となってます。

前提条件

この記事で使用しているライセンスプランは下記の通りです。価格帯の近いもので確認します。

メーカーライセンス
MicrosoftMicrosoft365 E3
GoogleGoogle Workspace Enterprise Standard

提供される機能

全機能を網羅はしてませんが、代表的なところで気にされそうな部分を記載していきます。Microsoft、Googleにかかわらず、この手の製品で大きく機能差が出てしまうことはほとんどありません。Microsoftさんはそこら中に情報転がってますし対応するベンダーさんもいっぱいいますのでGoogle厚めで紹介していきます。

項目TeamsChat/Meet
個別チャットダイレクトチャットチャット
グループチャットチーム/チャネルチャットルーム
ビデオ会議
ビデオ会議の画面共有
ビデオ会議の仮想背景
ブレイクアウトセッション
ストリーミング配信
ダイヤルイン参加
会議録画
ファイル共有
タスク管理
絵文字利用
絵文字利用制限×
外部ユーザ制限
ゲストに対する詳細制限×
Bot利用
データ保持保持ポリシー訴訟ホールドGoogle Vault
メンション
リアクション
メールで投稿×
グループ作成制限×
その他のアプリ連携コネクタ提供Googleのサービスのみ
監査ログ

Google Chatのタスク管理機能はGmailの画面に統合されたチャットルームからしかアクセスできません。2021年3月13日現在では、従来のハングアウトとGoogle Chatが同居している状態となっており、多くの利用者がまだハングアウトのままで利用しているように思います。日本人は変化を嫌いますからね。。。

Google Chatタスク管理

どちらの製品も同じようにチャネルまたはチャットルームなどですぐに会議を始めていただけます。下の画像は上がGoogleで下がMicrosoftです。

会議開始ボタン

昨今のコロナ影響により、在宅勤務やリモートワークが増えビデオ会議の利用シーンは増えていると思います。自宅で会議参加する際にご自身の部屋が会議に映ってしまうのを嫌がる方もいらっしゃいます。Google Meetでも仮想背景機能が実装されています。※デバイスによって機能が提供されるライセンスプランでもご利用いただけない場合がございます。

Google Meet 仮想背景

まとめ

どちらの製品を導入しても、細かい差はもちろんありますが、利用者目線で業務に影響がある部分ではないと認識してます。そうは言っても細かい管理がしたい場合はMicrosoftのほうが向いています。むしろ細かい管理なんてしたくない(できない)という場合はGoogleのほうが管理は楽です。この「管理」という部分は別途記事にしたいと思います。この記事が製品検討の一助となれば幸いです。2021年ビデオ会議世界シェアについても記載しています。