Zoomの圧倒的シェアとその他サービスのビデオ会議世界シェア
はじめに
世界は新型コロナウイルス感染症のパンデミックが発生して在宅勤務が始まり、ビデオ会議・オンラインミーティングの利用が広がっている。今回の記事では実際何が使われていて、日本だけではなくグローバルでどうなっているのかを記載していきます。本来のMicrosoft VS Googleから少し脱線しますが興味深い結果が出ていましたのでZoomやその他の製品も部分的に記載します。
調査対象
この記事の情報はEmailToolTesterの調査結果をもとに記載をしております。対象調査国118か国で調査対象としたプラットフォームは下記の通りになっています。日本ではなじみのない製品も含まれてます。CiscoのWebEXが入ってないのも気にはなります。
- Skype
- Slack
- Google Meet
- Zoom Meetings
- Microsoft Teams
- Google Hangouts
- Houseparty
- GoToMeeting
- RingCentral Video
- ClickMeeting
- U Meeting
- BigBuleButton
- Bluejeans Meetings
- Lifesize
- Glip
- Nextiva
ビデオ会議シェアの世界地図
なんとなく想像できる結果だとは思います。ぶっちぎりで「Zoom」がトップシェアを持っています。Zoomを好きなアプリとして挙げた国は、日本、英国、米国、カナダ、ニュージーランド、ロシア、韓国などがあった。Zoomは米国でのオンライン市場シェアが59.9%を占めている。
ちなみに「Microsoft Teams」は41か国で最も人気の会議ツールとなっている。「Google Meet」は21か国で最も人気となった。また、Skypeのシェアは前年対比で25%以上のシェア減となった。
日本のシェアはどうなっている?
日本でのシェアは「Zoom」が約8割を占めています。iPhoneとAndroidの勢力図と同様に一つの製品に偏る傾向はこんなところでも起こっています。日本人は「シンプル」とか「わかりやすい」が製品選定の基準になっていることが多いからですかね?
人気の製品 | Microsoft Teams | Google Meet | Skype | Zoom |
---|---|---|---|---|
Zoom | 3.05% | 3.73% | 5.55% | 76.76% |
全122か国のデータはこちら
ビデオ会議の世界市場
ビデオ会議プラットフォームの需要はかつてないほど高まっており、世界のビデオ会議の市場規模は2027年までに109億2000万ドルに達すると予想されています。2020年と2021年を比較して、パンデミック時に最も成長したプラットフォームは下記になります。
「Skype」「Slack」のシェア低下が目立ちます。逆に「Zoom」「Google Meet」はこのパンデミックにおいて大きくシェアを伸ばしたといえるでしょう。トップシェアの国数では「Microsoft Teams」のがシェアは上ですが、IDカバーで見ると「Google Meet」のがシェアは上というところが興味深かったりします。インドやインドネシアという人口の多い国を抑えているところがキーなのでしょうか。
まとめ
ビデオ会議アプリケーションは日常生活の一部になり、オフィスと家庭の二重の作業環境を選択するほとんどの職場で人気が高まり続けています。容易に想像できたZoomのトップシェアですが、Google Meetの健闘具合に驚きました。コンシューマ向けに提供している無料プランもこの記事の結果に含まれているようですので、ビジネス向けに絞った場合のシェアはまた違った形になるのではと思います。そうはいっても日本では「Zoom」1強だと思います。この記事が皆様の製品選定の一助となりましたら幸いです。別記事でMicrosoft TeamsとGoogle Meetの比較を行っています。あわせてご確認ください。